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冠婚葬祭業、テレホンアポインター、40歳代、女性

冠婚葬祭の互助会というシステムがございます。医療保険のように月々のお積み立てにより万が一の葬儀費用や、結婚式での費用を前もって積み立てておくというシステムになっており、当時、フリーペーパーによる求人募集内容はノルマ一切なし、時給は1000円で1日4時間の勤務でした。入社当初は上司や同僚の接し方も大変あたたかく、とても働きやすい環境で、できる事なら70歳で定年と定められた年齢までずっと勤務を続けたいと思っておりました。

 

ところが、入社3ヵ月目に入ると面接時には一切の説明がなかった生命保険募集人の研修を受けるよう命じられました。研修期間は1ヵ月間、その間給与は保証されますが当初の時給1000円からは100円下がり時給が900円になりました。この件については何の説明もなく、また私自身もその事について言及する強さを持ち合わせておりませんでした。生命保険募集人の資格を取得すると今度は、
互助会入会のテレアポに加えて互助会が新しく立ち上げた生命保険についても電話で説明してアポを取るように命じられるようになりました。

 
また、この時点で1件の契約にも結びついていなかった私は、このままでは解雇になると半強制的に互助会へ自己入会をさせられました。それから月日が流れ半年後に当時の代理店のリーダーが地方へ左遷されました。左遷内容は業界用語でいうところの「テンプラ」をやっていたためです。テンプラとは、一時的に誰かしらに名前だけ借りて入会をし、本社に契約成立として本数を報告し、3ヵ月後には解約するといういわゆる名前貸しです。それでも代理店リーダーには1本あたりのインセンティブが数万円も入る為(私たちは1件1000円しか入りません)本社へ報告している契約件数の3分の1は虚偽の報告、いわゆるテンプラによる不正が発覚しての左遷でした。

 
その後を引き継ぐように新しい代理店リーダーが配属されましたが、新しいリーダーはテンプラよりも更にタチの悪いパワハラによる威圧や圧迫で私たちを苦しめました。
1人あたり1ヵ月最低1本のノルマ、面接時にはノルマなど一切なかったのに突然の出来事でした。そして更に、リーダーは仕事に私情を挟む方で、成績が例え悪くとも(0件でも)自分に媚びを売る女性パートには鼻の下を伸ばして、成績が上がらなくても対応が柔らかかったです。

 
私はただひたすら、ノルマ達成のために会社へ尽くそうと毎月必死に頑張りました。互助会は元々あまり評判の良い職種ではなく、むしろ悪評が高いです。
満期金額で葬儀が施行できると謳いながらもいざ葬儀となるとオプションであれこれと乗せられて、結局は満期金額から3倍位の費用が上乗せされて、街の葬儀社で葬儀を挙げる方がよほど安上がりというのが実際のところです。

はっきりとノーと言える契約者さまでしたら問題はないのですが、お客さまの大変は高齢の方ですのでそういった知識が無い方が多く、営業の言われるままに様々なオプションをつけられてしまいます。そして、契約本数を上げるために、私たちテレアポに知り合いを紹介するようにと始まりました。私は内部の人間なので知り合いを騙すような、利用するような事はしたくありませんとはっきりと言い返したところ、パワハラが始まり、更に時給が下げられ、最終的には東京都の最低賃金をはるかに下回る750円で働かされておりました。

 

それもこれも、結局のところは自分自身が毅然とした態度を貫かなかったため、次から次へと要求が過酷になり、最終的に毎日怒鳴られ、750円という労働基準法に違反する形で雇用され続け、今年1月にはとうとう解雇宣告を受けました。理由は成績不振によるものとの事でした。私は自力のテレアポで(他は皆さん知り合いや身内を入会させている中)契約を1件取りましたが、その時にはパワハラもかなり進み、さらに飲み会の席ではセクハラも受けました。また、同じ同僚内で嫉妬によるいじめも始まり、精神的にも相当追い詰められ体も心も壊してしまう形となりました。

 
解雇宣告を受けてから2月末に実際に解雇に至るまでの1ヵ月間は本当に辛かったです。出勤簿と実際の給与の金額も合わず、セレモニーホールの見学会手伝いは4時間のあいだ、全くの無給で働かされました。他のパートさんは年齢がいっている方が多く、例えそんな条件下でも、体を使う立ち仕事や力仕事に比べたら辛うじて楽だという理由から受け入れざるをえないような状況に会社側は追い込みます。2月末で解雇となり、強制的に入会させられた互助会の解約と給与の振り込みを再三お願いしておりますが、未だ何の誠意も見せて頂けず、このままでは労働基準局へ申告するしかないのかなと本気で考えているところです。おそらく刑事にも民事にも違反していると思われます。

 
今回の事で冠婚葬祭についての知識はたくさん備わりましたが、その分傷ついた体と心は本来の自分の明るさに戻るまでしばらく時間がかかりそうです。
都内だけでも互助会は30社ほどありますが、ほぼ9割の互助会はこんな風に(ネズミ講やマルチ商法)、弱い顧客や弱い社員を権力と威圧で圧しかけて、イエスと返事をさせる状況へと追い込むやり口なのだと学びました。また、解約手続きの際の書類を見て驚いたのが、契約担当者が当時のリーダーではなく、シフトが午前の、片言しか言葉を交わしたことも無いパートさんの名前になっていました。いわゆるデータの改ざんで、何かトラブルが発生した際に自分達が責任を転嫁するための改ざんで、午前のパートさんがこの事実を知ればかなりの憤りとショックを受ける事と思います。

 
とにかくこのような、人を平気で騙し利用し、パワーハラスメントにより会社をまとめるようなやり方には心底愛想が尽きましたし、こんな悪の組織に加担などしたくもないので解雇になって実はスッキリしている部分もございます。起きてしまった過去はもう変えられませんので、これからはしっかりと、現在勤めている美容関係の仕事で精進していきたいと思っております。