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パチンコ業界・ホールスタッフと経営全般・30代後半・男性

パチンコ業界に入ったのは、18歳の時にアルバイトをしたことがきっかけでした。
それから同じ会社で働いていましたが、途中で会社が倒産し、新たな会社として生まれ変わってまた違う体制でお店をやっていきました。

 

 

パチンコ業界それ自体が法令に対して遵守する風土を持っているとはいえませんが、それ以上に従業員の給料や社会保障などは全く気にしていません。
アルバイトはどれだけ働いても社会保障に入ることがありませんし、その理由としてすぐに退社してしまうから事務員の手続きが大変という理由でした。
しかし長く続けているアルバイトでも当然入ることができませんし、給料も全く上がりません。
パチンコ業界自体が高い時給をもらっているので、時給を上げることはあまりしないことが多いのですが、うちのお店も時給は高いものの何年経っても昇級することがはありませんでした。

 

 

私は主任という立場から最後は店長になりましたが、結局は辞めてしまいました。
パチンコ店2店舗あって本社が別の会社を経営していますが、長年私は主任としてパチンコ店で勤めていました。
パチンコ業界自体も今でこそ人口は減っていますが、良かった時期は満席になるくらい人気店だったので、大変でしたがそれなりにやる気を持ってやっていました。

 

 

主任という立場では、他のお店では事務所にいることが多いと思いますが、うちの店では現場主義という立場をとっていたので、ホールにずっと出っぱなしでした。
空いた時間を使って、POPの作成、出番表、新台リサーチ、従業員教育などを行わなければなりません。

 
当然出勤時間内には終わらないので、自分の時間を使って行わなければなりません。
また立場上若い従業員も育てなければなりませんし、自分ももっと出世をしなければ生きてはいけません。
パチンコ店では役職というのがあり、上が抜ければ自動的に上がることができますが、それなりに上に行くと利益計算など数字に強くなければ上がることができません。

 

 

その勉強は誰も教えてくれないので、自分で密かに勉強をして、いざ昇級するときにできる人間があがるという感じでした。
ライバルがいることはいいことですが、それに伴った評価をしてくれる人がいないので、とても辛い会社でもあります。
また若い人材が集まっているので、人間的にできた人ばかりではないことも辛い現実が待っています。
愚痴、妬み、嫌がらせ、いじめなど仲が悪ければ普通にあるので、普通に働きたい人には向いてはいないでしょう。

 

 

ブラック会社という意味ではやはり会社の体制に問題があります。
私が新店をオープンした時には社員の数が少ないので、ほぼすべての業務をやらなければなりませんでした。
アルバイトは時間が決まっていますし、アルバイトの残業代は1時間は出ないので、やはり可哀想だという気持ちもありました。

 
9時オープンの店ですが、アルバイトは8時20分に朝礼を始めます。
オープン準備をしなければいけませんが、40分では到底間に合いません。
しかも朝は私一人しか社員がいないので、お金や景品などの準備の他、機械のチェックなどもしていました。
またパチンコは釘を打ったり、スロットでは設定を変えることもありました。

 

 

毎日一人で6時にはお店に着いて準備をしていました。
数千万のお金と釘や設定を変える仕事を、朝一人でやっていたので、もし何かあったら大変だということも本社へ伝えました。
しかし「襲われても保険に入っているから大丈夫」しか言わず、襲われて刺されるなどのことは全く想定していませんでした。
パチンコ店では両替金というのを用意しますし、お客さんが交換する特殊景品も置いてあります。
数千万のお金を扱っている時は、通常ならば最低2人は居ないと危険ですが、全く相手にしてくれませんでした。

 

 

勤務時間は8時から17時が通常の勤務ですが、当然それ以外の業務は残業代などは一切でません。
遅番の人が人数が少なければ残りますし、23時からは夜の人と一緒に締めの作業をしなければなりません。
お金の回収、データーのチェック、本社への報告などを行うのが、お店が閉店してからの業務です。

 
日によって違いはありますが、朝6時から18時までホールで働き、家に帰るかお店でPOPや新台の準備を毎日3時間くらいはします。
22:30分には閉店作業があるのでお店に行き、時間があれば業務報告が終わった後に釘と設定を打ちなおします。
帰りは深夜2時過ぎというのが当たり前なので、とても体が追いつきません。
夜中に釘と設定をやれば、朝は7時に出勤しても大丈夫なのでなんとか夜中に終わらせる様にしていました。
社員が少ないので休みの日にも出勤をし、お金や景品の準備を朝してから、開店して落ち着いたら帰るという仕事でした。

 

 

主任時代にそれでも年収が450万円をもらっていましたが、店長になった時にはお客の人数が減っていることを理由に350万円まで下げられました。
実質15時間労働をしていることも当たり前なので、時給にすると700円もいかないくらいで働いていました。

 
アルバイトの時給は1400円なので、半分の時間で働いていたことがばからしくなり退社を決意しました。
お客さんからどれだけ利益を出して設けているか分かっているので、このパチンコ業界は衰退していくことは確実なので、今のうちに辞めようと決断しました。
短期のアルバイトにとってはとても時給が高くて魅力的ですが、社員になると全く違う対応になるので、お勧めはできません。