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住宅業界・営業・20代後半・男性

新卒で入社した会社は、まず最初は半年間いろいろな部署を転々としていろいろな上司に付いてOJT形式で多くの仕事を経験した後、営業として独り立ちするというスタイルの研修でした。

同期は男女で30人以上いたので、連絡網を作って定期的に飲み会をしたり、情報交換をして仲良くやっていました。しかし、研修の途上で一人の厄介な上司に同期のネットワークが気に入られてしまいました。

 
45歳くらいの中途入社の上司なので、「僕は君たちと同期のようなものだ。仲よくしよう。」と言って同期に近づいて来たまでは、上司なので受け入れていたのですがあっという間にそれが度を越して来ました。

連絡網を勝手にだれかから入手して、片っ端から同期に声をかけまくり一緒に飲みに来ます。

 

 

会話の内容は、会社員としての情報とは程遠く、同期の女子社員に対する直接的な下ネタ、セクハラネタのオンパレードで、休日にも近くの男の同期を呼び出したり、妹を紹介しろと言って家に押しかけてきたりします。
その上司に対して、全員が上司だからと我慢していたのですが、結局最後は、女子社員に対するわいせつ行為が発覚して解雇されました。

 

 

しかし、厄介な上司はそれだけではありませんでした。最初の上司は部下に対して、コンビニにパシリをさせる、休日に自分の家の日曜大工を手伝わせる、一緒に営業に行けば、私に上司の名刺を持って飛び込み営業させて、自分はゲームセンターでさぼっている、など完全に人を子分扱いでした。

営業先には上司の名刺を提出しているので、報告書には自分が営業をかけたことにする。自社の承認を取っていない偽物の見積書を提出して受注し、あとで部下のミスだったと責任を押し付ける。という不正の片棒を担がせるパワハラ上司にも当たりました。会社組織側もそういう問題児なことは十分把握しているのですが、面倒だから黙認しているという状況です。

 

 

さらにその上席の部長もとんでもないボンクラでした。自社のかなり深刻なミスで大問題を起こしてしまい、客先へ謝罪の為に訪問しなくてはいけなくなりました。

自分や課長職クラスでは収拾がつかないくらいにこじれてしまい、部長を連れて謝罪に行ったのですが、行った先であろうことか開口一番「雨降って地固まる。」などと言い出し、ミスは誰にでもあるので許してやってはくれないかと、管理職として他人事で私に責任を押し付ける発言を連発し始めたのです。

最終的には呆れ果てた得意先に、せっかく来たのでなどと言いながら新商品の営業を始める始末。帰社後私宛に激怒のクレームが発生して仕事を失ったのは当たり前です。

 

 

そんな上司に振り回されながらも、営業成績をそこそこ上げて頑張っていたのですが、新しい別のパワハラ上司に変わったタイミングでまたひどい嫌がらせを受けました。結局、堪忍袋の緒が切れて入社6年目で退職したのですが、よくここまで我慢できたものだと思っています。

 
嫌がらせの内容は、私の営業成績が好調なのに嫉妬した上司のものでした。普通は、部下の営業成績が良ければ上司の評価も上がってお互いにうれしく、会社としても利益が上がるという実に当たり前の好ましいことなのですが、私の会社では違いました。

 
部下の成績がよく、上司の成績が悪い状態は、上司が部下に仕事を押し付けている状態という見方になり、実際そうなのですが、だからと言ってそのつらい状況での頑張りを否定されても困るというのが部下の心境です。

 
その上司は私の採算性が良い担当先を取り上げて自分のものにして、業務量が多いのに成績が上がらない、要は面倒くさい仕事ばかりを押し付けてました。結果、上司と私の営業成績が同じくらいになった代わりに、私の残業時間は異常に多くなってしまい、さらに残業削減目標という名目のもとに私はサービス残業を強いられました。さらに、規定以上の残業をしたという懲罰的な反省文も毎月書かなければいけません。

 

 

仕事の苦痛が増えて、成績が下がり、ストレスは増えて、今までの苦労は報われない。もう何のために働いているのかわからなくなり、給料も少ないので生活もままならなくなり、思い切って退職しました。

 

会社組織そのものも、どの上司もまともに信用できないような職場だったので、とにかく辞めたいという意思が強かったので最後はとにかく早く辞めることを優先しましたが辞めるにあたってもいろいろありました。

 

 

まず、まともに休める職場ではなかったので有給が溜まっていました。最後の月にまとめて消化して退職しようと申請したのですが、認められませんでした。曰く、私は労働環境のきつさを苦に辞めると言っているが、それならなぜ今まで有給を自主的に使わなかったのか。

労働環境を改善する努力を自分からしなかったから有給を使わなかった、自己責任なので、最後の月に辞めるからと言って有給を認めるわけにはいかないというのです。いままで有給を、今は大事な時だからなどとあれこれ理由を付けて認めなかったくせにです。

 

さらに、業務効率を上げるために自主的に私物のマウスやキーボード、周辺機器などオフィス用品を会社に置いていたのですが、それも退職に当たって没収となりました。私物の持ち込みは禁止されているので、セキュリティの観点からそれを持って帰らせるわけにはいかないというのです。

実際は、誰もがやっていることで、むしろ上司から推奨されていたことです。それくらいもともと支給されている備品は職務に適さないチープなものなのです。結局、そこそこの金額を自腹で購入したものもだまし取られたような感じで、これ以上もめても裁判になったりますます嫌がらせを受けて退職時期が遅くなると考えて、結局退職を優先していろいろな理不尽はこれが最後と思って諦めました。

 

 

辞めてみると、なんであんな環境で我慢して働いていたのだろうと不思議に思います。周りの全員が同じような環境に耐えているから麻痺してしまったのだと思います。その後は、おかしなことがあったら我慢せず意見をしたり、どうしてもおかしなことは第三者に相談するということを心がけています。
幸いあそこまでおかしな会社はそうそうありませんでした。